運転にも慣れてくると普段の生活に欠かせなくなる愛車。
日常生活はもちろん休日のドライブなど、ガソリン代の出費は家計に大きな負担ですよね。
ガソリン代の出費を抑えるためには、燃費を良くする運転方法を知っておきたいところ。
燃費の良くする走り方や給油のタイミング、燃費を良くするグッズなど、ガソリン代の節約にもつながる燃費を良くする方法を紹介します。
燃費を向上させる運転方法とは
車の燃費はカタログ上の数値を参考にしていいのですが、実は運転手の乗り方しだいで大きく左右されるもの。
そのため毎日の運転で無意識におこなっていることを少しづつ見直すことで、大きく燃費を良くできます。
燃費のいい走り方のコツは4つ。
- アクセル操作を優しくする
- 交通の流れを読む
- エンジンブレーキを活用する
- アクセルは一定に保つ
順に説明しますね。
アクセルは優しく踏み込む
燃費を良くする基本中の基本。
車を運転するときはアクセルを強く踏み込まず、優しく踏み込むことが大切です。
例えば信号待ちから発進するときも一気に加速するのではなく、ゆっくり加速を心がけましょう。
急発進や急加速はガソリンを多く消費してしまうだけではなく、エンジンや車体にも負荷がかかるため、車の寿命を縮めます。
必要以上にアクセルを踏み込まないようにしましょう。
アクセルの踏み方については、アクセルの正しい踏み方、操作方法を解説の記事を参考にどうぞ。
交通の流れを読む
運転は交通の流れによって大きく影響され、その分燃費も大きく左右されます。
特に運転に慣れないうちは、前方車両につられた運転になりがち。
前方の車につられて加減速が大きくなると、アクセルを一定に保てなくなります。
前だけに気をとられず、道全体の流れを意識して運転するようにしましょう。
ポイントは、2台前の車の動きに合わせて運転すること!
車間距離が適切に取れ、停止する際にエンジンブレーキを使用する余裕も出てきますよ。
エンジンブレーキを活用する
最近の車は、エンジンブレーキを使っている時は燃料の供給が止まるようにできています。
この抵抗の力を利用した減速のことを言います。
そのため減速時や下り坂であれば積極的にエンジンブレーキを使いましょう。
エンジンブレーキを上手く使い走行できれば、ガソリンを使わず大きく節約できます。
また赤信号の手前などでは、アクセルを離してゆっくり減速してみましょう。
ブレーキの際の減速Gを小さくできます。
ブレーキの際に同乗者が不快な思いをせず、車内で快適に過ごせますよ。
正しいエンジンブレーキの使い方でも、エンジンブレーキが燃費の向上につながる理由について詳しく解説しています。
運転速度を一定に保つ
アクセルペダルの踏み込み操作時は、一時的に燃料噴射量が多くなり燃費が悪くなります。
走行中は交通の流れに乗ることを意識して、高速道路では法定速度を一定に保ちましょう。
しかし道の状況によっては、無意識に微妙にアクセルを踏み増ししたり緩めたりしていることも。
一定に保つのは意外と難しく、足も疲れてくるもの。
初めはなるべく速度を一定に保ち、こまめに休憩を挟むといいでしょう。
ガソリンスタンドでタイヤの空気圧をチェックする
タイヤはエンジンの力を地面に伝える、大切な役割があります。
空気圧管理は、車の走行性能に大きく関わってきます。
しかし空気圧の確認は簡単にできるため、つい後回しにしてしまいそのまま忘れてしまうことも…
空気圧の確認をしないと、時間が経つにつれどんどん空気が減ってしまいます。
タイヤの空気圧が低下した状態で走行し続けるとタイヤの変形が大きくなり、転がり抵抗が増えてしまいます。
さらにタイヤと地面の接地面も大きくなるためタイヤの摩擦が増え、さらに燃費が悪くなることも。
タイヤの空気圧を高めておけば、タイヤの変形と摩擦は減らせます。
少ない力で車体が動くので、燃費の向上にもつながります。
タイヤの空気圧は走行に支障をきたさない範囲で、少し高めに入れておくといいでしょう。
ガソリンスタンドに寄った際には、空気圧のチェックをおこなうようにするといいですね。
燃費を向上させる給油のタイミング
ガソリンを給油するタイミングによっても、燃費に差が現れることも。
- ガソリンは夕方よりも朝に入れる
- 給油は満タンにしない
給油についてのちょっとしたコツを紹介します。
夕方よりも朝
実はガソリンを給油するタイミングは夕方よりも朝に入れた方がお得と言われています。
なぜなら、ガソリンは液体のため水と同じで温度が上がるにつれ容積が大きくなり、温度が下がると容積が小さくなるから。
日中に比べ比較的気温が低い朝の方がガソリンの容積も小さくなっており、同じ給油機から出てくる数値でも若干多く入れられます。
しかし、この差は微々たるものです。
こだわりすぎて逆にガソリンを余計に使用してしまったり、朝に給油するためかえって労力がかからないように注意しましょう。
満タンにしない
エンジンの性質上、燃焼効率の観点から考えると、ガソリンは満タンがベストです。
しかしその効率よりもガソリンの量を少なくして車を軽くしたほうが燃費は向上します。
一旦エンジンを通って熱くなっているガソリンはタンク内で冷やされますが、タンクにガソリンが足りないと冷却できません。
冷却できないとガソリンが着火せず、燃費に悪影響を及ぼすのです。
とはいえガソリンスタンドに行くのも手間ですので、目安として半分くらいまで入れることがおすすめです。
燃費を良くする、おすすめのグッズ
装着するだけで燃費が向上するグッズも存在します。
お手軽な値段で買える、燃費改善におすすめの商品を紹介します。
アーシングキット
車にアース(マイナス配線)を取り付けて、車の電装品の性能を上げる機械が「アーシング」です。
電装品の性能を向上させるので、結果的に燃費が良くなります。
他にもライトの光をより強くしたり、オーディオの音質を良くする効果もあります。
アーシングキットは、安いもので2,000円程。
基本的にメンテナンスはいらず、取り付けも簡単です。
アーシングキット アースキット アースワイヤー 50cm/60cm/80cm/120cm 4sq カット済み エンジン用アースチェーン/BX-22G ブレイス
エアークリーナーボックスに特殊セラミックスボールを装着
エアークリーナーボックスとは、エンジンに取り込む空気中に混じっているゴミや雨などの水分をろ過する装置のこと。
主に紙製のフィルターや目の細かいスポンジのようなものが入っています。
エアクリーナーボックスとはバイクや自動車の部品の一つで、エアクリーナーを保護して吸気の際の消音効果のために取り付けられる箱である。
引用:ウィキペディア
遠赤外線やイオンを発する特殊素材を、エアークリーナーボックスに装着し、エンジン内に取り込まれる空気を燃えやすくして燃料効率を良くする製品もあります。
一度装着すると、効果は半永久的に持続。
メンテナンスの必要もありません。
値段はおおよそ8,000円ほど。
長期的に使用すると効果を発揮できるでしょう。
まとめ
ご紹介したように車の燃費を向上させる方法は多種多様。
ほんの少しの工夫の積み重ねで、燃費は大幅に向上します。
しかし、あまり燃費を意識しすぎて運転が楽しくなくなってしまうのも良くありません。
自分にできることを少しずつ日常生活に取り入れることから始めてみてくださいね。