車の運転は、その人の性格・技術・心理状態によっても違ってくるもの。
免許を取って間もない人の運転でも安心出来ることもあれば、ベテランドライバーが運転していても怖く感じることもあります。
また、レーサーのように早いスピードを出すことや、狭い路地を通る事が運転が上手いという訳でもありません。
これから運転が下手な人の特徴を紹介します。
あなたに当てはまる項目が無いかどうか?ぜひチェックしてみてください!
当てはまる項目があれば、そこはあなたの修正ポイント。
運転下手から脱出して、運転上手を目指しましょう!
運転下手な人が取る行動とは
道路は多くの人が利用する、公共の場です。
「運転が下手」とは、運転のルール以前にマナーや気遣いがない運転のことをいいます。
運転が下手なドライバーは、以下の行動を取る傾向があります。
- ウインカーを出さない
- 道を譲らない
- 交通ルールを守らない
- 車間距離が狭い
それぞれ具体的に説明します。
同乗者や周りの歩行者、自転車やドライバーに怖いと思わせたり、不快にさせる運転をしていないか?チェックしてみましょう。
ウインカーを出さない
ウインカーを出さないということは、自分の意思表示を行わないことと同じです。
- 右左折や車線変更時に、ウインカー自体出さない
- 曲がる直前になって急にウインカーを出す
後続車に車線変更を伝える必要があるにもかかわらず、突然車線に割り込むと、事故が発生する確率が大きくなります。
このようなマナー違反を続けていると、他車から反感を買ってしまいます。
車線変更時は忘れずにウインカーを出して、周りにしっかりと意思表示を行いましょう。
道を譲らない
「マナーが悪い」行為で特に目立つのが、渋滞の合流時など相手に道を譲らないことです。
道を譲っても譲らなくても、目的地までの到達スピードは変わりません。
たとえ相手が多少強引に侵入してきたとしても、心に余裕を持ち進路を譲るようにしましょう。
交通ルールを守らない
「運転が下手な人」は、交通ルールを守らない事もあります。
- 信号無視
- 飲酒運転
- スピードの出し過ぎ
これらの行動は他人への迷惑になるだけではなく、立派な法律違反です。
事故を起こさないためにも運転が上手い・下手など関係なく、交通ルールは必ず守りましょう。
車間距離が狭い
「前車との距離を縮めないといけない」と思い込んでいる人もいれば、「他者が割り込んでくるのが嫌」という人もいます。
しかし、車間距離は自分が何かあった時に適切に対応できる時間を稼ぐための距離です。
あまり詰めすぎると、煽られている、と不快に感じるドライバーもいるでしょう。
車間距離を開けると同乗者に対し、安心感も与えられます。
車間距離は十分に確保して走行しましょう。
運転が下手な人によくある、他者に迷惑をかける運転
運転中に他者のドライバーを気遣わず、周りに迷惑をかけるドライバーもいます。
以下の行為は、たくさんの人がいる公共の場では迷惑どころか大変危険です。
- 3急運転
- バックの切り返しが多い
- 周囲の確認を怠る
- 車線変更が出来ない
- スムーズな合流が出来ない
- カーブで大きく膨らむ
- ハンドルをどっちに切ればいいかわかっていない
詳しく説明しますので、心当たりがある人は注意しましょう。
3急運転
車の運転の基本的な3要素は「走る」「曲がる」「止まる」です。
これに「急」が付くのが、3急運転です。
- 急ブレーキ
- 急ハンドル
- 急アクセル
この3つの急な動作は交通事故につながる恐れがあるほか、同乗者を不快に感じさせます。
必要以上に車線変更をしたり落ち着きがない運転をしたりすると、周りのドライバーに迷惑をかけます。
運転の基本動作は優しくするように心がけましょう。
バックの切り返しが多い
駐車場でのバックの駐車時に切り返しが多く、なかなか駐車できない人もいるでしょう。
切り返しが多いと、後ろの人はなかなか進むことができずにイライラします。
切り返しに気づかず、接触してしまう危険もあります。
バック駐車は空き地などを使って、ある程度上手くなるように練習しましょう。
周囲の確認を怠る
運転中は、常に周りを視野に入れて危険に備える必要があります。
周囲の確認をしないドライバーは、以下のような運転をする傾向があります。
- 前しか見ていない
- バック駐車時に後方を確認しない
- 右左折時の確認をせずに交差点を通過する
- ミラーを使って確認しない
運転中に進行方向しか見ずに運転する人もいますが、運転中は様々な角度からの危険が迫っています。
周囲の確認を怠ると周りのドライバーが慌てて急ブレーキをかけることにつながり、大変迷惑です。
また目視だけでは死角が多いため、ミラーでの確認は必須。
ミラーは目視では確認できない部分が確認できる補助的なものですので、積極的に活用しましょう。
ただしミラーは見れる範囲が限られているため、目視とミラーの確認を使い分けるといいですね。
確認するべきところはしっかり確認し、周りの人を安心させられるような運転を心がけましょう。
車線変更ができない
車線変更ができず、同じ車線をずっと走ると周りの迷惑になることがあります。
ミラーなどを効果的に使用し、余裕がある時に車線変更を行いながら交通の妨げにならないようにしましょう。
どうしても車線変更が苦手な場合は、あらかじめ目的地までのルートや道路情報を調べておくといいですね。
なるべく車線変更しなくても済む道を走行しましょう。
スムーズな合流が出来ない
合流時に車の間を上手く見つけられず、いつまでも合流できない人もいます。
その場合は早めにウインカーを出して自分が合流したいという意思を明示することが大事です。
しっかりと合図ができれば、流れに乗れなくても譲ってくれることもあります。
自分が入りたいという合図は早めにおこない、合流後にはお礼の合図も忘れずにしましょう。
合流時に直接身振りで合図しても構いません。
カーブで大きく膨らむ
カーブで膨らんでしまうと、細かいハンドル修正が増えてしまいます。
大きく膨らんで曲がることで歩道まで近づいてしまい、歩行者に怖い思いをさせることも。
左からくるバイクや自転車が入ってきたときに、巻き込んでしまう危険性もあります。
カーブを曲がるときはハンドルを一定にし、あまり修正しないように心がけましょう。
ハンドルをどっちに切ればいいかわかっていない
初心者ドライバーでありがちなのが、ハンドルを切る方向がわからなくなってしまうということ。
特にバック時に、どちらにハンドルを回せばいいのかわからなくなってしまう人は多いです。
運転にある程度慣れている人でも、とっさの際にハンドルをどちらに切ったらいいのかわからなくなることもあります。
ハンドル操作を間違えると、大変危険。
とにかく慌てないように、しっかり練習しましょう。
まとめ
周りに迷惑をかける運転、同乗者を不安に感じさせる運転をしていると、運転下手だと思われてしまうでしょう。
運転が上手と言われるためには運転技術ではなく、相手のことを思いやって運転できるかが重要です。
車の運転でやってはいけないことも参考にしながら、相手のことを思いやる気持ちを持つと、運転も上手くなるはずですよ!